主婦の家事労働を月収に換算してみると。ドラマ『逃げ恥』のような契約結婚はありえる?

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2016年秋のドラマで注目されたのは『逃げるは恥だが役に立つ』略して『逃げ恥』という、ガッキーこと新垣結衣さんの主演するドラマです。

就職先の見つからない森山みくり(新垣結衣)が新たな就職先として選んだのは、IT企業に勤める津崎平匡(星野源)との契約結婚。

結婚という雇用形態を確立させ、夫が妻に家事にまつわるあらゆることを賃金として支払うという、家政婦として働く感覚で主婦として契約を結ぶという設定でドラマが展開していきます。

最近では、20代の男性では結婚したくない男性の割合が増えている反面、結婚したいという女性の割合が増えてきているようです。

このアンバランスさを埋めるために、新たな雇用形態という認識で家族形成が行われたら?という一石を投じるドラマかもしれませんね。

さて、主婦の家事(労働)をお金に換算するといくら?という話がこのドラマの中でもキーワードになっています。

実際、様々なデータがあるようです。今回はその『主婦の労働賃金の換算の仕方』について調べたことを話していきたいと思います。

 

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家事をお金に換算すると

家事、炊事、洗濯、掃除、買い物、子育て…と主婦としての仕事は家庭の円満を築き、維持していくためにはとっても必要なこと。

女性だけが家事をする時代ではありませんが、日本ではまだまだ女性まかせの家事という家庭がほとんどだと思います。

そて、この家事、実はちゃんとした評価算出方法があるのです。

家事活動の貨幣評価には2つの方法があります。

 

① 機会費用法(OC法)

無償労働を行うために市場に労働を提供しないことによって失った賃金で評価する方法です。

内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部が2011年に出した家事活動などの貨幣評価の推進方法を見てみると、機会費用法で一人当たりの年間無償労働評価額は、専業主婦が年齢平均で304.1万円、兼業主婦が223.4万円となっています。

 

② 代替費用法(RC-S/RC-G法)

代替費用法は、無償労働によって生産しているサービスと類似のサービスを市場で供給している 者の賃金で評価する方法です。

この方法にはスペシャリスト・アプローチジェネラリスト・アプローチの2つがあり、それぞれに評価の方法があります。

 

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スペシャリスト・アプローチとジェネラリスト・アプローチとは

  • スペシャルアプローチ

無償労働によるサービスを分類し、分類別に類似のサービスに従事する専門職種の賃金で評価します。

具体的には家事一つ一つに社会的な仕事として確立されているサービス賃金を当てはめて考え評価する方法です。

例えば

炊事-調理士見習:1062円  掃除-ビル清掃 員:998円

洗濯-洗濯工:1133円  縫物-ミシン縫製工:828円

家庭雑事-用務員:1341円  介護-看護補助者:1103円

育児-保育士(保母・保父):1278円  買物-用務員:1341円

社会活動-対応する産業の賃金の加重平均:1628円

となっています。

 

  • ジェネラリスト・アプローチ

無償労働をまとめて家事使用人の賃金で評価します。

例えば、お金を払って家事代行にお願いすると、一時間2,500円前後が相場となっています。

1日8時間労働に換算すると20,000円/日となります。

 

これからの家事を考える

上記で示した通り、お金に換算すると家事の仕事には意外と高い賃金が発生することがわかると思います。

ドラマでは夫が妻に毎月20万円を主婦へ支払っていますが、現実的に、住宅ローンを抱えながら、このような支払いが永続的に続くとは思いませんね。

ここで、重要なのは仕事にするとこれくらいの対価が発生するということを認識して生活を送ることだと思います。

対価が発生する事柄をただでやってもらっていると考えるとお金での報酬よりも感謝を言葉や形で表すことが大切ではないかと思います。

また、都会に限らず、地方でも専業主婦という言葉がなくなりつつ今、いかにこの家事にかかる費用負担を節約していくかという認識を持つことも大切になるのではないでしょうか?

契約や報酬と言わず、当たり前に、相手に思いやりをもった結婚生活を続けていくことを私も意識して生活して行きたいと思います。

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