うなぎとの食べ合わせがダメな食べ物と言われる梅干しは、本当は良い食べ合わせでした。

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昔から言われることに、うなぎと梅干しを一緒に食べてはいけないというものがあります。

いわゆる「食べ合わせが悪い」というものです。

他にもスイカと天ぷらなども食べ合わせが悪いとされていますね。

食べ合わせの悪いものを同時に摂取すると消化に悪いとか食中毒になるとか言われてきました。

ですがそれって本当に栄養学的に根拠のあることなのでしょうか?

今回は一番有名であるうなぎと梅干しの食べ合わせについてお話しします。

 

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うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いとされる理由

うなぎといえば土用の丑の日。

この日には「う」のつく食べ物を摂取すると夏バテしないと言われています。

うなぎには多くの脂肪分が含まれていますね。

そして梅干しの酸味は口の中をさっぱりさせ、食欲増進効果があります。

そのためうなぎと梅干しの食べ合わせは「食べ過ぎ」につながり、消化不良を起こすと考えられていたそうです。

さらに、うなぎの脂分と梅干しの酸味が胃の中で刺激し合うことも消化不良を起こす原因の一つと捉えられていました。

また、今も昔もうなぎは高級食材です。

ですから食べ過ぎない様にという贅沢に対する自戒の意味も込められていたのです。

 

うなぎと梅干しの食べ合わせを検証すると

では、うなぎと梅干しの食べ合わせの悪さには本当に科学的な根拠があるのでしょうか?

実際にはこの食べ合わせの伝承には全く根拠がありません。

スイカと天ぷらには実際に食べ合わせが悪いとされる科学的根拠がありますが、うなぎと梅干しには全くありません。

おそらくは高級食材を食べすぎないことに対する警鐘的な意味合いであったのでしょう。

質素倹約を善しとしていた時代では、贅沢はみっともないことと捉えられていました。

そうはいっても美味しいものが食べたくなってしまうのが人間です。

そのため、食べ過ぎや贅沢に対する戒めとして「食べ合わせが悪い」を上手い建前としたのでしょね。

粋で文化的な江戸時代ならではの習慣と言えます。

 

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実は食べ合わせが良いうなぎと梅干し

現代では、栄養学的にはうなぎと梅干しはむしろ「食べ合わせが良い」ことが分かっています。

うなぎにはビタミンB 1が豊富に含まれています。

このビタミンは疲労回復に大変効果的なミネラル分です。

そして梅干しと言えばその酸っぱさです。

酸味の元はクエン酸という物質で、こちらも疲労回復に重要な役割を担っています。

このように、うなぎと梅干しはどちらも非常に疲労回復効果のある食材と言えるのです。

さらに、うなぎの中の脂肪分の消化を助けてくれるのも梅干しの酸味です。

酸味によって胃酸の分泌が促進され、うなぎの脂肪分の消化吸収を助けてくれています。

じつは食べ合わせが良いのがうなぎと梅干しなのですね。

そうは言ってもうなぎが高級品であることは現在でも変わりませんから、食べ過ぎには気を付けたい点は変わらないかも知れませんね。

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