アルミ缶とスチール缶を分別する意味や理由を知ってますか?

意外と知らない生活知識





アルミ缶,スチール缶,分別,意味,理由

 

皆さんは、アルミ缶とスチール缶を分別していますか?

分別とよくいわれますが、その必要性について、しっかりとした理由があるのでしょうか。

必要な理由がなければ、アルミ缶とスチール缶をわざわざ分別する意味もないですし、逆に必要であれば、これから分別しないといけませんね。

今回はアルミ缶とスチール缶を分別する理由が本当にあるのかご紹介します。

 

【スポンサーリンク】

アルミ缶とスチール缶ってどう違うの?

そもそもアルミ缶とスチール缶の違いはなんでしょうか。

というわけで、それぞれの缶の説明をします。

 

アルミ缶について

アルミ缶は、主成分がアルミでできており、缶本体にはマンガン、蓋部分にはマグネシウムが添加されています。

アルミニウムは熱電導率が高く、熱を通しやすくなっており、冷えやすい性質を持っています。

また、アルミニウムは、さびにくいです。

正確には、表面だけがさびることで、内部にまでさびが進行しないのです。

アルミニウムのこれらの性質から、缶の内部は清潔に保たれ、冷やすためのエネルギーも少なくて済みます。

 

スチール缶について

スチール缶の主成分は鋼です。

鋼とは、鉄と炭素の合金のことです。

鋼は英語でスチールといいます。

スチールはそのままではさびてしまい、腐食は内部にまで及び、やがてボロボロになります。

そこで、さびないように表面に防錆処理を行います。

さび止め処理のことです。

防錆処理の方法として代表的なのは、すずめっきを施してブリキにすることです。

ブリキとは、すずめっきを施した鋼のことです。

そして、さらに防錆力を高めるために、ブリキの表面をクロムの皮膜で覆い、最後に防錆油を塗って、さびないようにしています。

アルミ缶と比べてかなりコストが掛かります。

スチールのメリットとしては、高い強度、保温性があります。

熱電導率が低いため、熱が逃げにくく、ホットのコーヒーやお茶に使われることが多いです。

 

アルミ缶リサイクルの流れ

集められたアルミ缶をラインに流し、磁石によって選別します。

アルミ缶は磁石にくっつかずにラインを流れていきますが、スチール缶は磁石にくっつくので、スチール缶は排除することができます。

混入したペットボトルやごみについては、巨大な送風機などで吹き飛ばし、アルミ缶が残るようにしています。

次に、500℃前後に加熱されたラインに流し、アルミ缶に付着している塗料などを燃やして除去します。

ここまでで、アルミ缶のみが回収された状態になります。

ここから、溶解炉にてアルミ缶を溶解し、アルミ合金の塊とします。

その後、圧延、鋳造などの工程を経て、アルミ缶に戻ります。

アルミ缶が回収、分別、溶解されて、再びアルミ缶に戻るまでのコストは、アルミニウムの原料であるボーキサイトから製造するコストの3%程度といわれています。

 

スチール缶のリサイクル

スチール缶は、磁石にくっつく性質を有しているので、磁石によって集められます。

集まったスチール缶はプレスにより圧縮されて、製鉄所などで再び溶かされて、鋼として様々な用途に再利用されます。

 

【スポンサーリンク】

アルミ缶とスチール缶を分別する理由

そもそも、なぜアルミ缶とスチール缶を分別する必要があるのでしょうか。

それには理由があります。

アルミ缶とスチール缶は、成分が異なる物質です。

つまり、アルミ缶はアルミ合金として、スチール缶は鋼材として再利用されます。

そして、アルミ合金はアルミ合金専用の用途に、鋼材も同様に、専用の用途にそれぞれ再利用されます。

混合すると、合金成分が変わってしまうため、強度や性質が変わってしまい、再利用ができなくなります。

これがアルミ缶とスチール缶を分別する理由です。

一方で、上記のリサイクルの流れをみると、私たちが缶を分別する理由はなく、そのまま回収に出しても、回収先で簡単に分別できることが読み取れます。

ただ、自治体によっては、本当に分別が必要な地域もあります。

その理由は単純で、自動で分別する設備がないからです。

ですので、分別に関しては、自治体の指示に従って頂く必要があるようです。

 

アルミ缶とスチール缶のリサイクルについてのまとめ

アルミ缶とスチール缶は、再利用される用途が異なるために、分別が必要ということがわかりました。

ただ、アルミ缶とスチール缶は、回収先で自動的に分別されるので、ごみ出しにおいて、分別する必要はないように思われます。

ただし、一部の自治体では、自動選別機などの設備がない地域もありますので、分別に関しては、自治体のルールを守ってくださいね。

 

【スポンサーリンク】

こちらの記事も読まれています。